2013年9月4日水曜日

グルメ情報の紀元前

田舎から上京して東京で生活するようになり、早40年の歳月が流れました。
最近、この40余年で外食を中心にした食のシーンで何が一番変わったんだろう?と考えてみました。
その時々で流行の料理や衰退した料理など、起伏の多い歳月でした。
別な考え方で、バブル前・バブル後という考え方もありますが、ハルコの考える最大の変化は、情報の在り方ではないでしょうか?


丁度東京に上京した1972年は、情報誌の草分け「ぴあ」が創刊された年でした。
今では考えられませんが、映画1本観るのにも映画館へ直接行くか、新聞の映画欄くらいしか情報が無かった時代です。
ましてや、レストラン等の外食の情報は僅かでした。
仕事柄雑誌の制作に関わっていたので、編集者から直接情報を聞き出し、ほぼ口コミで行っている内に、よくレストランで会う方々と情報交換しながら、東京を回遊するという感じでした。

まだ海外の情報も少なく、一度パリのレストラン情報がFAXで送られてくるサービスに加入したことがあります。なんたってFAXですよ。
今考えると年間数万円と高額でしたが、いち早く情報を入手出来るのは自慢でした。
初めてパソコンを購入したのが20数年前ですが、まだパソコンから情報を得る環境はなかったのです。
当時は紙媒体の情報誌が全盛で、たくさん買い込んで情報を調べ始めていましたが、まだ自分の手の内で情報整理が出来るのが、楽しい時代でした。

そして、今はグルメ情報の紀元後の世界にいますが、何だかつまらないですね。
初めての店でも行く前から、すべてを知ってしまうなんて!

写真は食べ歩き旅行に行く前にハルコが情報整理していた紀元前のノート。

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