2013年9月12日木曜日

とっぴんぱらりのぷ〜!?

時々頭の中で、脈絡の無い言葉が出てくるってありませんか?
ブログを書こうとしていたら「とっぴんぱらりのぷ〜」と言う言葉が頭に浮かんだのです。


民話や地方伝承のお伽話の最後には、「めでたし、めでたし」なんてのが多いですが、地方によっては随分色々な表現があるのです。
これは「結句」というもので、普段あまり使わない言い回しや祝福の言葉などを使って、「お話はこれで終わりですよ」と結ぶものなのです。

特に東北はこの「結句」がたくさんあります。

例えば、
青森・南部・津軽では、
どっとはらい どとぱれあい
それきってどっとはれ とっぴんぱれ

この「とっぴんぱらりのぷ〜」は秋田なのですね。
とうぴんはらり とっぴんぱらりのぷぅ
親戚に秋田のおじさんがいて、自然に覚えていたのでしょうか。

岩手では、
どんとはれ 一期栄えた 孫子繁えた
いんちくもんちく栄えた

宮城は、
どんとはれあだす
どんとはらい法螺の貝ぼうぽうと吹いた

山形は、
とーぴんぱらり
とーびんと
何だか訛りの連鎖(笑)ですが、語感は随分近いですね。

思うにハルコの中で「とっぴんぱらりのぷ〜」は、「結句」ではなく、呪文のような気がします。
眼の前の気にいらない事や出来事に、心の中で「とっぴんぱらりのぷ〜! 消えて無くなれ!」なんて深層心理では思っていたりして。

「いぼ〜ほうろぎ〜かぁらぎ、まんじゅう〜はったぎ、はねれば、ぴっぴ!」
これ、判りませんよね。
ハルコが小さい時に母親が、転んで怪我をしたりした時に、おまじないで言っていた言葉ですが、判る様な判らないような言葉ですね。

とっぴんぱらりのぷ〜!

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