2013年6月3日月曜日

学校給食


ハルコのシンボルは割烹着と三角巾ですが、現イメージは小学校の給食当番スタイルなのです。
今から60年前の1954年の今日、6月3日に「学校給食法」が公布れました。
ちょっと固い内容ですが、学校給食法では給食により、4つの目標を決めたのです。

1. 日常生活における食事について正しい理解と望ましい習慣をやしなうこと。
2. 学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと。
3. 食生活の合理化、栄養の改善及び、健康の増進を図ること。
4. 食糧の生産、配分及び消費について、正しい理解に導くこと。

現在の「食育」の原点が、この学校給食法だと思うのです。
あまり考えもしなかったのですが、世界の学校給食はどうなんだろうとネットで調べてみたら、気になる記事がありました。

アメリカの「ワシントンポスト紙」(2013.1.27)では
「日本の学童は学校給食からたくさんのことを学んでいる!」
日本の学校給食は国が設置した制度により、安価で健康・美味しくバランスの取れた食事内容を実現することができ、学校に配置された栄養士が献立を作成している。
人件費は各自治体負担、300円程度のの材料費を保護者が負担し、給食の時間は白衣と帽子を着た児童生徒が自分たちで配膳し、用意が整って全員揃ったところで、この日の献立について栄養士が食事の前に講義する。
このような取組のお陰で、日本の子どもの肥満率は常に世界最低レベルで、6年間減少し続けている。
日本の学校給食は学校教育の一環として実施されている。

そして、日本政府として、文科省スポーツ・青少年局学校健康教育課長の談話で、
「このような取組がなぜ他国でできないのか説明は難しいが、昨年モスクワで開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)の学校給食ワークショップに、日本は文部科学省の職員を派遣したが、殆どの国は農産業関連省から派遣されていた。つまり、日本の学校給食は単なる昼休みの食事として位置づけられてはおらず、教育・授業の一環として取組まれていることから、他国の現行制度では難しいと言える」と言っています。

あぁ、ここがポイントだったんですね。
日本は文科省で他国は農業関係省!
大元の発想が違うのです。
そして、世界各国は日本の学校給食が「教育の一環としての授業」であることに、高い評価を寄せているということです。

色々な評価はあるでしょうが、ハルコも不味いと思いつつ、学校給食で育ちました。
最低限飢えることのない素晴らしいシステムだと思い直しました(問題はたくさんあるようですが)。
もう一度学校給食を考えてみようと思うハルコでした。

※このブログの記事は学校給食の研究開発をしている大阪「株式会社SN食品研究所」のHP( http://www.snfoods.co.jp/)から一部を引用いたしました。

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