12月の声を聞くと
「ハルコ、京都四條南座の顔見世に、行きとうおへんかぁ」「へい、さようでござりまするなぁ、オクサマ」と、わが家ではかような会話が朝から交わされております。
現在東京は
「歌舞伎座」が建て直しのために、新橋演舞場などに分散して公演が行われているので、何だか
「芝居観たい度」が下がりますね。やはり、
“芝居小屋”の雰囲気が重要ですね。
京都四條の
南座は何回かは観に行っております。
都踊りの頃も良いですが、やはり年末の顔見世ですね。
顔見世(かおみせ)は歌舞伎の世界で1年に1回役者の交代のあと、新規の顔ぶれで行う興行で重要な年中行事のことです。京都の
四條南座の
12月顔見世(今年は11月30日から12月26日まで)は、一番歴史が古く200年以上続いてます。
南座表面に役者の名前が勘亭流で書かれた“まねき”がかかり、否応なく京都の年末を感じさせる風景になります。
仕出しの弁当を使うか、ちょい出て
「おめん(銀閣寺の名物うどん)」を頂いて南座に戻ってくるか。
あとは、祇園へ繰り出して
“どんちゃん、どんちゃん!”
「ハルコ、何をしているの? 急に踊りだして!」
あぁ、ついつい夢を見ていたようで、涎まで垂らししておりました。
あぁ、舞妓はんから
「ハルコさん素敵やわ!」と言われていたのですが、オクサマから
「ゴミ……ステテキテ!」だったのですね(グスン)。
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