2011年12月19日月曜日

調味料は進化しているのか?……1


この数年「食べるラー油」から端を発した、新しいタイプと考えられている調味料ブームがありました。
ハルコなりに“調味料は進化しているのか?“と題して考えてみます。

手作りラー油に関しては、ハルコは雑誌の連載で家庭で簡単に作る方法を企画して、10年以上前に取材をしていたのです。その時は、調味料を自分でカスタマイズするという発想はまだ無かったようですね。
ブログにするにはテーマが大きいので、いくつか「仮説」を想定して深く精査するのは今後の課題にしたいと考えております。
当然、ハルコが考えるのですから、大勘違いの可能せもあるのはご勘弁のほどを。

●調味料の進化の要因の仮説
(1)塩の専売方の撤廃
かつて、国策によって専売法で自由に製造したり売買することは禁止されていましたが、塩化ナトリウムのケミカルな味が日本の料理を不味くしていました。と、いう論法がありましたが、その法律が撤廃されたことは、現在の新しい調味料へのスタートだったのでしょうか?

(2)ふりかけ文化
日本の高度経済成長時代に登場した“ふりかけ”。食べる調味料をのルーツなのか? はたまた、別の次元のものなのか?
それには、日本の米飯食文化との関係も検討される課題なのではないかと思うのですが。丸美屋のふりかけ、永谷園のお茶漬けの素などを検証してみたいですね。

(3)エスニックブームの影響
だんだんと定着した、韓国料理やタイ料理の辛い調味料とエスニックフーズの流行が、現在の調味料を後押ししたのではないか、という論拠。
同時に発酵系の東南アジアの調味料の進出と、ダイエットの関係を考えてみましょうか。

(4)バブル経済崩壊後の内食
バブル経済が崩壊した後に、家庭で食事を取る人が増加し、それにより米や基本調味料が売れてきた時期がありました。その時家庭で何が起こったのか、そして家庭が居酒屋現象を起こしたのは?

(5)伝統への回帰
食の安全が問われた時期に、日本の昔の伝統的な食文化の見直しがありました。
「日本型食生活」の推進と農業政策の関わりに、化学的ではない食文化の素材と調味料との関連を検討します。

(6)うまみ文化への発信
日本の昆布や鰹節などのうまみだしから、味噌醤油などのうまみ文化が再認識され、現在の調味料の進化に新たなステージをを世界に発信していく、というストーリー展開を検証してみます。

●NHKで「万能だしポット」ご紹介
NHK「おはよう日本」の街角情報で、貝印の万能だしポットが紹介されました。このだしポットは、最初に出しただしポットの進化系で、電子レンジ対応です。番組での情報は下記のHPからご覧ください。


短時間でだしが取れるポット
問い合わせ先:貝印株式会社
電話:0120-016-410
URL:http://www.kai-group.com/jp/




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