2014年4月24日木曜日

すきやばし次郎

5日間に渡る門前仲町での撮影が昨晩終了して、機材やらレンタル物などの搬出でくたびれておりました。
ハルコも持ちこんだ食器を、自宅まで地下鉄で運搬していたのですが、大きな荷物だったので途中で尋問されるのでは?と心配しました。
家に帰ってビールを飲みながらテレビを観ていたら、オバマ大統領と安倍総理が銀座の「すきやばし次郎」へ入っている場面が流れていました。

「すきやばし次郎」は、一度だけですがお伺いした事があります。
小野二郎さんは現在88歳なのですが、10年くらい前だったので77歳の頃だと思います。本当にお元気ですね。
その頃「ダンチュウ」の編集長のKさんが、嵐山光三郎『寿司問答』という本をプロデュースし、友人がその写真を撮っていました。
錚々たる18店のすし屋さんが登場してます。
この本をガイドにすし店巡りをして、毎週新しい店に行っておりました。
しかし、なかなか予約が取り難い店もあり、その筆頭が「すきやばし次郎」でした。
そこでK編集長にお願いして一緒に行く事になり、さらにイタリア在住の友人夫婦も帰国してくるので、貸し切りで食べに行きました。
テレビの番組では、すきやばし次郎の予算の目処は“3万円~”と報道していましたが、その頃は“2万円~”だったので、ミシュランの星の分1万円高くなったのでしょうか?

二郎さんは包丁を使う時は右ですが、握る時は左利きになるのです。
これが、すごい早さなのです。
どんどん握られて皆の前にはすしが並んでいますが、ハルコは握られたものをすかさず飲み込むように食べて、無謀にも次郎さんの速度に挑戦していたのです。
途中で二郎さんと眼が合い、ハルコは「勝った!」と思ったのですが、あまりにも早く食べ過ぎて味が全然思いだせないのでした。

嵐山光三郎著「寿司問答」
プレジデント社より

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