2012年12月7日金曜日

焼餃子か水餃子か、それが問題だ!

昨夜は遅くまで田町で打合せをして22時近くになり、あやうく晩ご飯難民になるところでした。
どこか適当な店を捜していたのですが、遅いのでラーメンでも食べようかと入った店が「上海餃子りょう華」
生ビールに餃子(王道ですね)にしようと思い、メニューを見て暫し悩んでしまいました。普段なら速攻で“焼餃子”派なのですが、昨夜はなぜか普段は頼まない“水餃子”を頼んでしまったのです。

まぁ、これが大正解ホームラン!
凄く旨かったのですよ。
料理のおばちゃんが、半冷凍しているのを水で軽く解凍して、ラーメンを茹でている鍋に、振りザルの中に入れた餃子を入れ、ラーメンと同じ様に湯を切り皿盛りにします。
「この水餃子は、醤油ダメね。豆板醤と酢だけで食べて」
豆板醤も手作りということで、具材が多めのもので、酢は多めでちょっと水餃子を付けて食べたら、つるりんと胃袋に。

今までは焼餃子に比すると、水餃子を頼む度合いは非常に低かったのです。中国料理店でたまに頼む程度で、それも焼餃子がないからという理由でした。
そして「うむ、やはり焼餃子が好き!」と毎度思うのでしたが、昨夜の「りょう華」の水餃子には、本当に目からウロコでした。
感覚的にいうと、白玉だんごをつるつる食べているイメージです。あっという間に食べてしまい、速攻でおかわりしました。

水餃子をパクつきながら「何で茹でているのに水餃子なんだろう?」と考えていました。
そういえば、ハルコの雑誌連載でも点心修業(重慶飯店麻布賓館)で、点心師の黄さんに習ったことがありました。
日本人が好きな焼餃子「鍋貼(グオティエ)餃子」と呼ばれます。
水餃子とスープ餃子は混同されがちですが、水餃子はやはり茹でるので、中国語的には「熱水餃」スープ餃子は「湯餃」(湯(タン)はスープのことで、昔日本人が中国のホテルで“お湯”を頼もうとして、“湯”と書いて出たきたのが“スープ”だった、という伝説があります)。
どこかで“熱水”の“熱”が取れて、「水餃子」になってしまったのですね。
ちなみに、日本で最初に餃子を食したのは、水戸黄門さまだとか。
やはり黄門さまは侮れないですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿