2012年12月12日水曜日

料理店のお見送り作法

昨日の「東京焼鳥屋事始」を引き続き書こうとしてましたが、早朝から打合せわせが長引き資料にも当たれず……というわけで、また日を改めて。


料理屋さんから帰る時に、よくお店の方が見送ってくださることは多いですね。
でも、それが苦痛になるハルコなのです。
接待の基本なんかを見ると、「お客様が見えなくなるまで見送る。タクシーに乗せて車が出るまで見送る」と、あります。
まぁ、タクシーなら直ぐに店の前からいなくなりますが、徒歩で店を離れる時が問題なのです。
店を出て直ぐ角を曲がる様な場所なら良いのですが、路地奥で表通りまでかなりの距離がある場合は本当に困ってしまいます。
お店の人がいつまでも立つて見送っているのですよ。それも、3人ほど。
何だか悪い様な気がするので時々後ろを振り返ると、まだ見送っているのでお辞儀を返しますが、いや、困ったもんです。

昔、とある日本料理店での話です。
そのお店はビルの3階にあり、客は乗り込むエレベーターに正面から見送られ1階に着くと、お店の人が先に着いていて、そこからさらに見送ってくださるのです。いや、忍者の子孫でしょうか。
一度裏をかいて、エレベーターに乗ったふりをしてエレベーターから下りて、階段で後から降りて、待っているお店の人の後ろにまわったことがあります。まるで幼稚園児ですね、
なので、ハルコは見送られるのが苦手で、店を出ると早足になり、途中何度か振り返り挨拶をしながら帰るのです。
かと思うと、見送りに出ていたはずなのに、振り返ってみたらもう店に引っ込んでいると、ちょっと残念な……。微妙な感じです。

誠意と真心のお見送りも、ハルコのような小心者には負担になる、という事をお店の方々も知ってほしいのです。

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