2012年10月2日火曜日

豆腐の日

2日続けて安直なテーマですが「○○の日」、今日10月2日は「豆腐の日」です。
しかし、この制定が単なる語呂合わせ「102(とーふ)」で情けない。
また、毎月12日も日本豆腐協会制定の「12(とーふ)」の日なのです。


今さら豆腐の云われを書いても、皆さんが知っていることばかりでしょう。
そのくらい豆腐は当たり前のように日本人の生活に溶け込んでいますね。
日本で「豆腐」の記述が出てくるのは、奈良の春日若宮の神主中臣裕重の日記に「唐符(豆腐)」とあるのが最初です。
日本には、遣唐使以後に僧侶を通じて渡来したのですが、「唐符」「唐辛子」「唐黍」等の由来と同じですね。
これとは別に、「豆腐」が何故「豆が腐る」のか? と、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
「豆腐」をむりくり「豆富」などと当て字にしているのもありますね。

豆腐の判じ物のような名称は、白壁に似ているのでついた「おかべ」や、豆腐を作る時の皮が老婆のしわに似ていることから「うば」といい、転じて「湯葉(ゆば)」になったりしました。

話は戻って「豆が腐る」ですが、元々中国大陸では「腐」とは液体でも個体でもない「ぷよぷよした状態」を指します。
唐の時代には粥に酪しょう(ヨーグルトのようなもの)をかけて食べていたそうです。
唐王朝は元々北方の出身で、満州族や蒙古族との接触も多く、唐代の人々は乳製品に親しんでおり、馬乳や牛乳を酵素の働きで凝固させたものを、腐乳と名付け食べていたのです。
豆腐の「腐」の字は、豆から腐乳を作ろうとする過程で出来たものだと推測されるのですが、本当のところはどうなんでしょうか。

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