2012年10月18日木曜日

トマトケチャップ、時々ナポリタン

オクサマは疲れてくるとナポリタンが食べたくなります。
先日も仕事で遅い夕飯を自宅で取った時に、オクサマが中途半端に残っている太さが違う(つまり茹で時間も違う)2種類のパスタを使って、ナポリタンをお作りになったのです(写真参照)。
パスタも簡便な食べ物ですが、トマトケチャップがあると便利ですね。
大変美味しいナポリタンでございました。


さて、そのトマトケチャップの語源は中国だという説をご存知でしょうか。
中国語でトマトケチャップは「番加醤(ファヌ・チェジャン)と言います。中国語で頭に「番」と付くのは、「外国から来た」という意味を表します。
日本でも、漢の国から来た「漢字」、呉の国から来た「呉服」、ペルシャなど中近東の胡から来た「胡椒」や「胡瓜」と似たようなものですね。
中国語の地方の言葉のひとつのビンナン語魚醤を表す「ケ・ツィアプ」や、広東語の「カ・チャップ」がマレー半島を経由してイギリスに伝わり、「ケチャップ」になったんだ、という話なのです。

それにしても、大航海時代のトマトが南米からヨーロッパに渡り、最初は毒性が強いので鑑賞植物だったのが、今や食卓になくてはならない素材になり、トマトを使ったソースが、“ソース・エスパニョル”としてイタリアに伝わり、別なルートからアメリカに渡りトマトケチャップ大国になり、日本に輸入され……。
食は世界を巡っているんですね。
今晩はトマトケチャップでチキンライスでも作ろうかしら。

0 件のコメント:

コメントを投稿