2012年10月17日水曜日

太らない米

米や麺など、炭水化物を多く含む食品を食べると、でんぷんが体内でブドウ糖に分解され、吸収されて血糖値が上がり、糖尿病などの生活習慣病などになりやすい。
ということで、最近(というか前からですね)糖質制限ダイエットに励む人が増えていますね。
ハルコ自体は2ヶ月ごとの定期検査で血液検査をしているのですが、現在のところ血糖値の数値はかろうじてセーフです。


新聞の記事を読んでいたら「超硬質米」という、米の品種改良により血糖値の上昇を抑制する米が作られたということです。
「超硬質米」は難消化米で、体内で消化されにくい「難消化でんぷん」を30%も含んでいるそうです。ちなみに、普通の米は1%以下なのです。
これは農水省の産学官の協同研究で、現在は「超硬質米」を粉状(米粉)にし、業務用食品開発中で年内の発売を目指しているらしいです。
ただ現在の研究では、この「超硬質米」は普通の米のように粒で調理すると、粘りが弱く固くて美味しくないそうで(アミロースが多く、パサパサしているインディカ米と類似)、粒食に適するためにはこれからの研究とか。

本来、栄養素を最大限に体に取り込み生存してゆく、ということを考えると、何だか不思議な気もします。
糖尿や肥満を防ぐという意味では朗報ですが(病気の人は別として)、体内で吸収されない「難消化でんぷん30%」というのは、消化不良で栄養素が無駄に排出されるということですね。
以前、「羊肉はダイエットに一番向いている」と言ってジンギスカンブームがありましたが、あれも単に羊肉の脂が分解する融点は44℃以上なので、体内で消化されないまま外に出ていくだけなのです。
だから、羊肉はダイエットに良いなんておかしいのです。単なる消化不良ですから。
ちなみに豚肉の脂身の融点は28℃なので、冷めたものでも口の中で溶けるんですね。
まぁ、日々食品も進化しているとうお話でした。

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