2012年6月18日月曜日

撮影立会という仕事

今月は撮影の繁忙月で、終日撮影が連日続いてます。
別にカメラマンではないので写真を自分で撮るわけではありませんが、立会という仕事をするわけです。
少し撮影立会の話をしてみます。


撮影も小規模の簡単なモノ撮影から、参加人数の多い撮影までマチマチです。
今月の撮影は非常にバラエティーに富んでいるのです。
写真スタジオでの物撮り(商品撮影)から、ロケのモデルさん撮影までバラバラでカメラマンも5名おり、それぞれファッシィンスタイリスト、着物コーディネーター、フードスタイリスト、ヘアメイクと、専門家の手を借ります。
こちらは編集者、デザイナーの制作チームが担当別に対応します。ハルコは一応媒体編集長ということで、仕上がりの写真に対しての責任を持ちます。
それが立会という仕事になります。

この業界に入って、数え切れないくらい撮影立会をしてきました。
初めての撮影立会は今でも覚えています。
昔勤めていた事務所で、家庭画報の目次の撮影の立会をボスから命じられて、スタジオに行きました。
スタジオには編集者とカメラマンがいて、夏の号なので砂を引き、その上に貝殻を乗せて撮るシーンだったと記憶しております。
編集者からは、見開きの目次の上に文字を入れるので、下の貝殻の位置を決めろと言われましたが、何せ撮影立会のビギナーハルコとしては、何も指示どころかどうすれば良いのかサッパリ判りませんでした。

今なら、デジタルでモニター画面で確認出来ますが、その当時はアナログフィルムで、ポラロイドもまだ高価で、さほど普及してませんでした(その頃のポラロイドフィルムは、モノクロの印画紙状態で、直ぐに酢酸の臭いのする定着液を塗っていました)。
カメラの小さなファインダーを覗いて、全体のバランスを考えるなんて、出来っこないですね。
役に立たないのがバレてしまい、そので静かに見てなさいと云われました(トホホ)。
もう、35年も昔の話です。その編集者はその後オレンジページの創刊編集長になったTさんでした。
ちょいと、撮影立会話は続きます。

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