2012年6月12日火曜日

ジャック・タチって知ってますか?


ジャック・タチと聞いてすぐにピンとくる人は、相当な喜劇映画通ですね。
ハルコが個人的に非常に好きな俳優で映画監督なのです。

1907年の生まれで1982年に亡くなっているので、没後30年でしょうか。
ハルコは性格的に重く考える様な映画は苦手です。
喜劇映画が大好きで、それもペーソスではなく、乾いた笑いの映画を好みます。つまり、チャップリンではなくバスター・キートンの方向です。

ジャック・タチは乾いた喜劇の流れを汲み、非常にスタイリッシュでモダンな世界観を持っています。
のっぽで小さな帽子をかぶり、吸い口の長いパイプをくわえ、レインコートと寸足らずのズボンを着用したジャック・タチ本人が演じている主人公「ムッシュ・ユロ」
元々タチはパントマイムから演芸の世界に入った人物なので、その映画での身体パフォーマンス性は素晴らしいのです。
フランスのエスプリを含んだ映像を観ているだけで、クスクスと笑いながら心が癒されていきます。

説明の無い、ある意味では“不条理”な日常がジャック・タチの世界です。
『のんき大将脱線の巻』『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくのおじさん』『プレイタイム』『トラフィック』……。作品の数はそれほど多くはありませんが、観ていて脱力すること請け合いです。

ハルコのキャラも、実はタチの影響を受けているのですが、まだ洗練とはほど遠いですね。もっと洗練しなくては!
昔、フランス食品振興会(ソペクサ)の仕事をた時に、ローヌワインの販促でハルコを起用する話がありました。
最終的に採用されたのですが、本国から「ハルコは、エレガンスなのか?」という問い合わせがあったそうです。
当然ハルコはエレガンスですよね。自称タチの流れを引いているのですから。
えっ、“タチの悪い”冗談は止めろ?
いや、ジャックの後にはクイーンが控えてますからね(うむ、落ちなかった)。

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