2012年6月5日火曜日

ユニバーサルデザイン

ハルコもだいぶ、オクサマのギプス用の包帯を巻いたりするのが上達してきました。毎日本人も大変ですが、サポートする側も大変なのです。


自分自身10年ほど前に“やんちゃ”(おかまバーで裸足でモップを持ちながら“お掃除おばちゃん”を歌いながらソファーからかかとで着地!)をして両かかとにヒビが入り、相当な歩行困難になって病院に通ったり杖をついたりと、散々な目にあっています(えっ、自業自得?)。
普段は何でも無い事が、何かの障害で変化する。今回のオクサマの肘骨折で色々と考えました。

食事の際も、日本の食文化は器を持つ文化なので片手では非常に食べにくいのですが、食べるものは基本的に小さく切れていて食べやすい。しかし、フォークとナイフを併用するフレンチは現時点でオクサマ向きではないですね。
昨夜行った麻布十番の「ケパッキア」はイタリアンですが、箸も出してくださいました。そのホスピタリティーは好感が持てますね。
昔某イタリアンで、客が「箸を出して」と言っているのに、支配人が「イタリアンではフォークとナイフで召し上がってください」と言って客を怒らせたことを、その料理店のオーナーマダムから聞きました。その客は常連さんで、当日手が痛くて片手しか使えなったそうで、もう論外な話ですね。

以前から、障害を持った方の器具開発には興味がありました。特にキッチン用品の開発も検討しました。
しかしそれぞれ違った障害の問題があり、個別に解決するアプローチが違うので、それに合わせてカスタマイズする必要があり、標準は作りにくいと感じていました。
でも、今回の件でもう一度、ユニバーサルデザインについて考え直そうと思いました。
ハルコ、転んでもただでは起きない!
いや、転んだのはオクサマでした。

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