2013年7月8日月曜日

冬病夏治(とうびょうかじ)

いきなり梅雨が明けたと思ったら35度の酷暑に!
その酷暑の中を、オクサマが走りたいと申されて、一緒に出たのです。
えっ、ハルコもランしたのかって? とんでもございません!
無駄な体力は使いたくないので、後ろからとぼとぼ歩いていくだけです。

こんなに急激な気温変化の激しい時には、体調を崩される方が多いですね。
湿気と暑さのために口中が乾き、さらに汗をかき薬膳漢方で言うところの気、血、津液(しんえき:血液以外の体液)が著しく消耗します。
実は、ハルコは薬膳レシピの本を制作始めるために、先週からこの手の本を読んでいるのです。


日本の夏は単に暑いばかりではなく、非常に冷たい湿気を含んだ相反する要素が加わっている上に、冷房が効いた室内では身体が冷え過ぎて、更に消耗してしまうのです。
こんな時には、水分代謝を促進する食材で湿気対策をしましょう。熱を冷まし、且つ潤いのあるものが必要です。
ただ、これは、それぞれの体質によって違いがあるので、「これを食べなさい」という普遍的なものは難しいのです。
ハルコを例にすると、
“涼”の冷や奴に“寒”の茗荷、“温”の長ネギ、“温”の生姜に、醤油が“寒”なので“熱”の赤唐辛子を漬込んだ唐辛子醤油(自家製)をかけていただきます。
冷奴ひとつでも、食材のバランスを考えると面白いですね。

今日のブログのタイトル「冬病夏治(とうびょうかじ)は、「冬に不調になって病を治すのではなく、夏のうちに治しましょう」という考え方です。
今年は、冬に風邪を引きやすいなら、食べものや生活の見直しをして、夏から体質改善してはいかがでしょうか。

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