2012年2月1日水曜日

mescitaは面白い

思えば「小さくてカウンターのある店」が好きです。長年通っている店は、そんなハルコの条件に合致する所が多いですね。


目黒区の目黒四丁目とあまり交通の便のよくない所に、ハルコが最近通っている「mescita」があります。
このところ予約の取れない人気店らしいのですが、店内は11席で、早くからのお客さんも入れると2回転でしょうか。
「mescita」は、フィレンツェ在住のI夫婦や友人のSさんに教えていただきました。Sさんのお導きで初めてお伺いした時に感じたのは、「面白い」ということでした。
あの「アモーレ」の澤口さんの所で長年修行をしていたという事でも、まず出自が「面白い」澤口さんのことを言うと何ですが、鬼才というより何だか奇人というおかしさで、とっても日本のイタリア料理業界にフィットしないズレが「面白い」
そんな師匠の弟子だから「面白くないはずはない」


旨い料理を食べさせる店は多いのですが、「面白い店」はそんなに多くは無いと考えております。石川勉さんの「ドン・チッチョ」もホールで、米津・阿部両氏が活躍していた時は「非常に面白い」と感じていたのですが、今は二人とも居ないので「さほど、面白くなくなった」。

料理屋さんはある部分非日常空間ゆえに、普段と違うワクワク感を期待する場所だと思っております。その場にいる客と店のセッションのような感じを楽しむ場所です。単に旨いモノを喰いに行くだけではないはずです。

料理人の鈴木美樹さんは全身から「面白いオーラ」が出ています。初めて見た時から感じておりました。
それは、昔初めて恵比寿の「あ・た・ごうる」田辺年男さんを見て料理に感心した以来です。「ヌキテパ」に移っても田辺さんは「面白い」。長年「面白指数」を高く維持していく(本人は天然だと思いますが)のは至難の技。
鈴木美樹さん、これからも「面白い」を共振させてくださいね。
料理の事を書こうと思っていたのですが、話がどんどんそれて……。
面白い店にこれから、どのくらい出逢えるでしょうか。

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