2014年10月10日金曜日

コロッケそば

ノーベル文学賞の発表、村上春樹さんはまた受賞を逃しましたね。
村上春樹ファンのことを「ハルキスト」と言うのだそうですが、これがハルコなら「ハルコスト」!? 何だかお手伝いが家事が嫌でストしているようですね。
なんてことを考えていたら、駅で定期が切れていたのに気づいて購入しようとしたら、機械が故障で待たされたり、明日の新幹線のチケットを購入しようとしたら、前の人が何だか揉めていて時間がかかったりと、今朝は余分な時間を費やしてしまいました。


そんなこんなで、駅の側にある立ち食いそば屋さんに入り、券売機で「コロッケそば」のチケットを買っていただきました。
ハルコストの皆さんならご存知だと思いますが、ハルコは大の「コロッケそば」好きなのです。立食いそば屋さんで見かければ、大体70%位の確立でコロッケそばをいただきます(写真は今朝)。
先日、FBで「蕎麦チャレンジ」という最初の人がそば屋へ行き、そこで食べたそばの写真とコメントを投稿するという企画で指名されて、老舗のそば屋さんへ行きましたが、本当は立ち食いそばにして、その中でコロッケそばに焦点を当てたかったくらいです。
未だにコロッケそばに偏見をもっている方も多いようですが、結構歴史や謂れもあるのものなのです。

立ち食いではなく、普通の蕎麦屋さんでもコロッケそばを出している店があるのです(有名な話ですが)。銀座七丁目にある「よし田」です。
よし田は明治38年(1898年)に日本で初めてコロッケそばを出したお店なのです(その当時は日本橋浜町で「吉田」)。
明治38年は進歩党と自由党が合同した憲政党が出来て、大隈重信首相に板垣退助内相の、初めての政党内閣の誕生した年でもあります。

よし田のコロッケそばは、コロッケといっても鶏のひき肉に山芋や卵、ネギを混ぜた塩味の唐揚げです。どちらかというと肉団子か“つみれ”という感じで、コロッケというイメージではありませんね。
フランス料理のクロケット(croquttes)が和食のそばと出会った、フュージョン料理のひとつだと思います。
現在のようなコロッケが一般化して、家庭でのお惣菜になるのは大正9年(1917年)頃でしょうか。この年に浅草の日本館(浅草オペラ)で紅華作「カフェーの夜」が上演されて、劇中歌「コロッケの歌」が大流行したのです。

まだ食してない方は、100年以上の歴史を持つコロッケそばを是非お試しあれ!

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