2014年6月6日金曜日

代用食


※黒ハルコはハルコの“代用品”ではありません!


梅雨に入り雨続きで鬱陶しいですね。
今日のテーマは「代用食」です。1919年6月6日の今日に、石川陸軍少将という方が岡山市で代用食の講話をした日なのです。
政府は高騰する米価を押さえるため代用食運動を推進し、各地で政府主導の講習会などを実施しました。
代用食は玄米粉、メリケン粉、馬鈴薯を混和し、水で練り植物脂肪を塗布して団子形に切って焼いたものなどがあります。
以前放送していたNHKの朝の連ドラ「ごちそうさん」でも、主人公の“め以子”が大阪で戦時中に代用食のレシピを作るシーンがありました。食糧難の中いかにして本物の替わりの代用品を使うか、という工夫がされているのです。

子供の頃、わが家には母親が戦後に読んでいた雑誌があり、何故だかハルコは興味を持って見ておりました。
国民服を背広に仕立てる方法や、米の中に入手できる色々な食材を入れて増量する方法などが載っていました。ほとんどの代用食のレシピは本来の料理の疑似料理で、栄養価としては大分低下します。
しかし現在の視点で考えると、これらは見事なくらいの「ダイエットレシピ」なのです。
ダイエットレシピは、やせるために脂質や糖質の高い物を、食物繊維やカロリーの低いものに替えていますが、これがまさに食糧難の時代と同じなのです。
おからやコンニャク、大根の葉っぱを食べていると確かにカロリーは抑えられますね。

ちなみにハルコが子供の頃、毎年8月15日は実家では必ず“すいとん”を食べさせられておりました。
やっぱり、代用食の必要のない世の中の方がいいですね。

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