2014年12月1日月曜日

鉄の日

12月1日は「映画の日」なので、映画について書こうと思ったのですが、今日は「鉄の日」でもあるのです。映画の日は映画も安く観られますが、「鉄の日」と言っても一般的にはあまり関心が無い日かもしれませんね。


1857年(安政4年)に、南部藩士大島高任が日本ではじめての高炉による製鉄に成功し、これを記念して日本鉄鋼連盟が1958年に制定したのです。
ハルコの生まれ故郷はこの日本で最初の高炉造られた所にあり、大橋鉱山から良質の鉄鉱石が採掘され、製鉄所の街として発達しました。
小学校の遠足にはこの橋野にある高炉跡の見学に行ったり、鉱山から製鉄所まで毎日トロッコ列車が走っており、子供の頃は線路に落ちた鉄鉱石を拾って遊んでいました。
ハルコの父親もそうですが、小学校の時のクラスメートの親の7割方が製鉄所に勤めていました。
鉄は普段から親しいもので、製鉄の過程で沢山の石炭コークスを使うのですが、その副産物で「練炭」が出来て、各家庭にはほとんどタダのような値段で配られていました。
製鉄所購買部という名前で、今で言うスーパーのような店もあり、その他に病院も製鉄所が経営し、釜石市の財政は製鉄所の法人税で潤い、今では信じれないかもしれませんが、豊かな街だったのです。
ハルコの産まれた頃は、人口9万に映画館が10数館ありました。高校の頃でも4館ほどあり、年間200本も映画に通ってましたが、現在は1館もありません。
うむ、何だか映画の日と鉄の日を結び付きました。

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