2014年12月2日火曜日

グルメガイドブックと流行歌

たまにハルコもカラオケに行きます。
大体宴会した後に行くので酔っぱらっているのですが。
当然ながらハルコの持ち歌は、古い曲ばかりです。
新しい曲は、曲名と歌っている歌手名の区別すらつきません。

20数年前は、流行歌というと大体の人が知っている曲や歌手が多く、共通の話題になっていたもので、テレビをつけると何度も同じヒット曲が流れていたものです。
現代ににも年齢問わず広く聴かれている流行歌も無いわけでは無いですが、それは本当に一部ですね。
世代間で随分聴き方が違うようで、これもネット社会のせいでしょうか。


本年度のグルメガイドブックがたくさん発刊されましたが、これも20年以上前はそれなりに「ひとつの指標」だったのですが、「食べログ」をはじめとするネット評価が進んでくると、グルメガイドブックにかけられる費用や情報量からすべてを網羅するという事は事実上不可能になっています。
これは冒頭の流行歌と同じように、誰でも知っている(曲=店)と同じで、それぞれの好みで選択する店の幅が広がったとも言えるし、店のランキングは相当恣意的なチョイスとも言えて、絶対的な価値観を持たない(持てない)時代だと思うのです。

以前から外食グルメは2局化されてますが、グルメガイドという視点からですると、
「誰でも普通に行ける店」
「予約困難で普通には行けない店」
と、かなり大雑把ですが、ほどほどに安くて旨いと評価される店(大多数派)と、難易度が高い店の高い評価を好む層(少数派)に分かれていますね。
またこれは、料理の価格が高い安いというのとは違う次元で、面白い現象だと個人的には思います。

イタリア料理ブーム(俗に言うイタめし)の時代に、「ティラミス」というデザートが雑誌「HANAKO」から全国に広まったのは、流行歌の大ヒットと同じような意味があり、この時代にグルメという現象に入った層が、今一番のニッチな店の支持層だと思うのは間違いでしょうか。

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