2014年3月31日月曜日

子どもの仕事

年度末ですね。昨日から今日まで山形で取材撮影の予定がありましたが、諸事情で取り止めになりました。庄内のアルケッチャーノに行けずに残念でした。

毎朝(ほぼ毎年)、NHKの朝の連ドラを視聴しております。
今日から『赤毛のアン』の翻訳者の村岡花子さんがモデルになった「花子とアン」が始まりました。楽しみです。
今日は主人公が幼少時代の設定で、家が貧しく小学校に行けず、子供ながらに家で弟妹の面倒を見ながら、健気に水汲みや炊事をしていました。
NHK朝ドラの伝統的なパターンですね。


観ながら思い出したのは、半世紀の前のNHKの「こどもニュース」という番組です。
その当時、岩手県には貧しい地域が多く、酪農農家の小さな女の子と都会の女の子の、対照的な日常をルポしたものでした。
岩手の子は、まだ薄暗い早朝から起きて、牛の世話や弟妹の世話をしてから、片道1時間の山道を歩いて分校まで通っていました。
一方、都会(世田谷)の女の子は、朝はギリギリまで寝て母親に起こされ、わずか徒歩5分の場所にある小学校へ通っているという比較でした。
その後には、持ちものやら放課後の過ごし方を比較するのですが、都会の女の子は友達と遊んだり、習い事をして夕ご飯まで過ごしているのに対し、田舎の子は、1時間かけて帰って来るなり、家の仕事や家事をお手伝いをしていたのでした。
相当年月が過ぎても、この「こどもニュース」はいまだに忘れられられません。今朝の連ドラを観て思い出したくらいです。

昔は子供も重要な労働力として存在していたのですが、現在子供が家庭でお手伝いするようなことは少なくなっているようですね。
都市部の家庭内では、ますます労働の機械化・省力化が進み、大人すら労働する絶対量が少なくなってますね。

子供に家事の手伝いをさせるということに反対する方々もいるようですが、ハルコは絶対に必要だと思っています。
学習というのは、教科書やネットから判ることばかりではなく、実際に子供にも出来る仕事を通して得られることも多いですよね。
ハルコはそれを10数年前に、中高年のオジさん達向けに「家庭科の勧め」を考えて、雑誌で連載などの運動をしていたのです。
また再開しようかなぁ!

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