
スーパーなどの野菜の1年中通してあり、値段も安定している最たるものはもやしではないでしょうか。
しかし、あまりにも、地味過ぎる食材ですね。
まず、センター感が無い。
同じ定番野菜でも、ジャガイモ・ニンジン・タマネギの三大巨頭は、トリオでカレーやシチューなどで存在感を示しますが、もやしはどうもいけませんね。
また、ピンで立とうとする時も、何だか頼りないですね。かろうじてもやしのナムルくらいでしょうか。
別にもやしを揶揄するのではなく、この所非常にもやしが気になるのです。

そして変な話ですが、もやしとの出会いは多分ラーメン屋さんだったのではないかと思います。
東京に出て来て、ラーメン屋さんでラーメンや焼きそば、野菜炒めには入っていますが、あぁ、ここにもやしがあるんだ、とは思いませんね。
スーッと、いつの間にかもやしは普通に目に馴染んでいたのです。
しかし、もやしは古くから栽培されて食され、野菜不足に悩まされる行軍中の軍隊では、三国志の諸葛亮孔明が軍食として用い、日本でも楠木正成が二年間も篭城戦が可能だったのは、城中でもやしを食べていたからだと伝わっております。
しかし、もやしが今日のように、どこでも普通に1年中ある野菜と定着したのはそんなに古くはないのです。
栽培自体の増産は1965年くらいからで、1970年当たりからスーパーに出回ってきたのですが、これはやはり外食での中華料理店の増加と重なっているのです。
やはり、ラーメンが人気がもやしを引き上げてくれた恩人なのですね。
今、もやしの資料を読みながら「もやし企画」を考えているハルコなのです。
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