2018年4月17日火曜日

「油」は「ゆ」?「あぶら」?



NHKのあさイチにNYの
三つ星シェフが登場して
スタジオで料理を作っている時に、
アナウンサーが解説で
「オリーブ油(ゆ)」という
言い方が気になってしまった。










レシピを書く際には、「オリーブ油」「オリーブオイル」と表記するが、
文字で書く「オリーブ油」は個人的には「オリーブあぶら」と
考えていたからで、最近は「オリーブオイル」と表記している。

『NHK日本語発音アクセント辞典』には、「オリーブゆ」
しかないようなので、アナウンサーは正しい表現をしているのだが。

「オリーブゆ」と聞くと、頭の中で「オリーブ湯」に
何故か変換されてしまうのだ。
何だか気持ち良さそうな銭湯のイメージだなぁ。

「湯」は水を沸かした「湯」だが、中国料理で「湯」と
言うとスープになり「湯=たん」となる。

これは、「ゆ」は音読みで「あぶら」は訓読みからの
日本語のルールでそうなっているらしい。
「ごま」や「なたね」は日本語の訓なので「ごまあぶら」
「なたねあぶら」と読み、「ごまゆ」「なたねゆ」とは読まない。

鯨を捕った油は「くじらあぶら」ではなく
音読みで「鯨油=げいゆ」となる。

「サラダ油」や「オリーブ油」は外来語で音読みなので
「さらだゆ」「おりーぶゆ」となる理屈なのだが、
何となく釈然としない。

「ゆ」というと柔らかくヘルシーで、「あぶら」というと
キツくてヘルシーじゃないという
差別からなのじゃないのかと勘ぐってしまう。

ハルコ活動はFBからも
https://www.facebook.com/?locale=ja_JP

0 件のコメント:

コメントを投稿