2016年1月29日金曜日

学校給食の甲子園大会




もう1月も終わりですね。
何だか1月は正月から長かったような気がしました。

先日、現在制作中のレシピ本の最後の撮影で、護国寺の近くの小学校へ行ってきました。

全国学校給食甲子園大会というものがあり、応募校2266校の頂点に立ったのが東京都文京区立青柳小学校の松丸奨さんという先生で、2013年の第8回全国学校給食甲子園大会で優勝者なのです。

しかし、勉強が嫌いだったハルコとしては小学校訪問なんてドキドキしますね。
ランチルームという教室で撮影したのですが、給食の写真がたくさん貼られており、どれも美味しそうなのです。

ハルコの小学校時代の給食は、まず、悪名高い「脱脂粉乳ミルク」と、まだ、中まで発酵仕切ってない、ちょっと酸っぱく、しばらくするとカチカチになるコッペパンに、具材があまり見えない薄いスープのようなものに、銀紙に包まれたマーガリン。
何も美味しく思い出は一つもありません。脱脂粉乳ミルクはまず、鼻をつまみ一気飲みしてから他の物を食べますが、何であんなに不味いものだったんでしょうか。

それに引き換え現在の給食の素晴らしいですね。
毎日の食生活の他に、季節の行事食や江戸時代からの伝統的な野菜も栽培しており、食の歴史も勉強していいるそうです。
子どもの内からこうゆう食育を受けているのはとても良いと思い羨ましいですね。

今度、調理道具を通じて何かお手伝いできないかと思うハルコでした。

ハルコの活動は、
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2016年1月25日月曜日

寒い夜の悲惨なカレー!




暖冬かと思ったらいきなり極端な
大寒波で寒いですね。
毎年寒い1~2月はカレー度が高く多い時は
週に3度も食べるくらいです。
日曜日に自宅でカレー作りですが、
結婚して約30年の間にどのくらいカレーを
作ったでしょうかね。
ひき肉でキーマカレーにしたのですが、
オクサマがハルコの作ったカレーの中で
一番美味しいと!

いやはや、これでも数百回カレーを作っているので、相当年季が入ってますからね。
いつも同じ作り方はせずに、毎回作り方を変えてますが、一時期は香辛料を組み合わせたりしていた時期もありますが、最近はお気に入りのカレーパウダーのルーを使ってます。
前回は昆布だしベースでしたが、今回は野菜の皮の部分やりんごの芯でだしを取るベジブロスでした。

カレーを作りながら40年以上前の悲しいカレーを思い出しました。
東京に上京した貧乏学生の頃の話です。
やはり、寒い晩に友人の木賃アパートを訪ねたら丁度晩ご飯を自炊していたのです。
「何?」と聞いたらカレーライスと。
これは、1食浮くなと思いカレーを待っていたら、何と、カレーのルーをお湯で溶いただけのカレーライス!
彼はこれに生卵を1個落として(贅沢!)食べたいたのですが、
ハルコのカレー汁はご飯の下に消えて行きました。

こんな悲惨なカレーは2度出会ってませんが、いまだにその情景が目に浮かびます。

2016年1月22日金曜日

鮨屋の包丁




何か食べたいものはと聞かれると、
「鮨」と答えるくらい鮨は大好きなのです。
鮨の良いところは、目の前で握ってもらう他に
直に包丁さばきが拝見出来ることです。
阿佐ヶ谷の「なんば」へご案内いただき、
カンターの前のご主人難波さんの目の前に案内していただきました。

その日は舞鶴から来た見事なマグロでしたが、
難波さんの包丁使いを見ているとサウスポーなのですね。
数寄屋橋次郎も確かに左利きだったはずです。
マグロの塊を刺身包丁で切りとっていくのですが、通常は一度の引き切りを途中で、押し出すように刃を戻して引いているのです。
普段鮨やでは客の前で塊を切り取りはしませんが、当日は貸し切りのためか一種のパフォーマンスをされたのでしょうか?

帰る際に気になって、包丁を見させていただきました。
何と包丁の刃の部分が細かいギザギザになっているのです。
何度も刃の部分を触ってみましたが、よくこれで切れのかと思いました。
これでは、一気に引くと途中でひっかかり、戻す必要がありますね。
難波さんは、良い包丁欲しいのですが、と言ってましたが、難波さんの包丁は鋼でも相当硬い部類のもので研ぐのもかなり大変そうなものでした。

さて、色々考えてみました。
刃渡りの長い刺身包丁の刃は切れ味が重要だが、あえてギザギザの刃を使っているのか。

思い当たったのは、戦国時代に城から合戦に出かける時に、門のそばには砂が小山になつており、それぞれの武士は
砂山に刀を入れて、わざと刃に傷を付けるのです。
これは、闘う時に一度は切れるのですが、何度も切っている時に脂で切れ味が悪くなり刃が滑ってしまうのです。
鮨やも「大トロ」のような脂が多い素材はいくら切れる包丁でも、何度も脂を拭う必要があるのだと気が付きました。

洋包丁なら包丁と高炭素鋼でヤスリのように作られた”研ぎ棒”がありますが、これも、研ぐというよりは包丁の脂をとりギザギザにするためです。
昔はよく茶碗の底の高台の部分で包丁を研いでいた時代もありました。
単に切れれば良いというもんではないですね。
と、思うハルコでした。

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2016年1月21日木曜日

未完



時代劇小説マニアのハルコですが、
長年愛読している時代劇小説シリーズが未完のまま終了してしまうものがあるのです。
昨年66歳で亡くなった宇江佐真理さんの人気シリーズ『髪結い伊三次」が未完のままなのです。
髪結い伊三次は『幻の声』からはじまり、今月文庫本で刊行された『名もなき日々を』まで通算13冊。
主人公の生活の変化と供に読者も、江戸の時代にタイムスリップしていき共感するのが愉しいのです。
現在、朝日新聞で『うめ婆行状記』が最後の遺作として読むことができます。

また、『吉原御免状』や『影武者徳川家康』で一世を風靡した隆慶一郎(池田一朗)も奇しくも66歳で亡くなっているのです(1989年)。
日本の民俗学を駆使し独特の世界観を作り上げた時代劇小説は目鱗でした。(その先駆者に伝奇小説の半村良もいるが)残念ながら隆慶一郎の小説は『花と火の帝』『見知らぬ海へ』『風の呪殺陣』が未完のままになってしまってるのです。
未完小説も購入して(未完のまま出版さらている)読んでいたが、やはりその先はどうなってかと、筆者のみ知る世界で完読出来ないのは非常に残念です。

過去に司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平と時代劇小説(歴史小説)の作者が世を去りもう新作が無くなり暗澹たる気持ちになったものです。

これこそ「読まずに死ねるか」と時代劇小説マニアの心情です。

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2016年1月20日水曜日

食の廃棄物と豚缶

廃棄したはずの食品が別のルートで再販売されているニュースを毎日見聞きしてます。
確かに、廃棄したものを偽りで販売することは、消費者を騙す上に安全面でも問題があります。
しかし、売れないから廃棄すればという仕組み事態も世界中の食糧難の地域から見るとこれは、これで、どうかと考えてしまいます。

幼少時の昭和30年代の頃を思い出したことがあります。
(写真中央は幼少期のハルコ)
地方の工業都市の企業の社宅長屋には一定の間隔で、生ゴミ(残飯)を入れる大きな缶が置いてありました。
これは通称「豚缶」と呼んでいて、これを養豚飼育している業者が毎日回収して廻っていたのです。
今思うと、食品は「生のママ」売られており、豆腐屋へは鍋かボウルを持って行き、魚屋、八百屋はも誰もが買い物かごを持参で、過剰な包装など無かったのです。
また、りんご園を営んでいた親戚で鶏も飼っていたので、残ったご飯は「干飯(ほしい)」にして溜まると持っていったものです。
近所の酒屋にも一升瓶持参で酒や醤油の計り売りに行かされてことがあります。
食品を包む包装紙も七厘で焚き付けする時に燃料の一部になり燃やしていたのです。
今、思うとゴミのあまりでない時代ですね。


昭和40年代になり、生ゴミにビニールなどが混入されるようになり、豚缶は消滅しました。

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2016年1月19日火曜日

時代劇小説ファン


佐伯泰英の『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズが1月に2冊同時刊行、「竹屋ノ渡」と「旅立ノ朝」全51巻で完結しました。

50巻の「竹屋ノ渡」で”おこん”の父親”どてらの金兵衛が亡くなる最後の場面では通勤途中の電車の中で読んでいたのですが、涙がとまりませんでした。


最後の51巻目は仕事場で最後まで読み切り、その日はほぼ仕事をさぼってました。
足掛け15年に渡る文庫本書き下ろしで、若かった主人公達も歳を取ってきますが、
それにも増して筆者の時代との変化で内容も大きく変わっていると感じるのです。
時代劇で登場するのは、いわゆる”チャンバラ”で剣戟の凄惨な場面が
多く描かれてましたが、近年は闘うというよりは、
家族や仲間という市井の生活の大切さを描いている比率が高いのです。

それも、特に2011年の東日本大震災以降の刊行されたものが顕著です。

佐伯泰英本は時代劇小説に関してはほぼ全部読んでいると思います。
「密命」「秘剣」「夏目影二郎始末旅」
「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」
「吉原裏同心」「鎌倉河岸捕物控」「長崎絵師通吏辰次郎」
「酔いどれ小籐次留書」「交代寄合伊那衆異聞」
それがすべてシリーズで、何冊読んだのか把握もでみませんが、
本当に凄い刊行点数ですね。
まだ、4シリーズは完結していないので、
まだまだ楽しめますが、登場人物の行く末は
大変気になります。


※最近はブログさぼりがちです。
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