2015年4月16日木曜日

戦場の料理人


以前からハルコの知識の90%はマンガだと豪語(?)していました。
今朝も通勤中に木曜日発売の『週刊モーニング』を熟読しておりました。
今週の「グラゼニ(野球マンガ)」はどうなったか?とか、読んでいると
「黒博物館 ゴーストレディ」というマンガに思わず(!)となりました。

まぁ、このマンガを説明するのは面倒で省きますが、
簡単に言うあの有名な「フローレンス・ナイチンゲール」をモデルにした怪奇マンガなのです。
世界中から敬愛されたナイチンゲールの物語は、良い子の皆さんなら知っていますね。
イギリスのヴィクトリア時代に勃発したクリミア戦争に従軍看護婦を率いて「白衣の天使」と呼ばれてた偉人で、ハルコも幼少のみぎりに読んだものです。
まぁ、だいたい子供の時に読んだ偉人伝はその後大人になり、読み返したりすることは無いですね。

しかし、マンガで新たに大人になって読むとまた、面白のです。
さて、ナイチンゲールが従軍して戦場での劣悪な病院を改善して行く過程で、食事があまりにもひどく、生煮えの肉やそのまま出される乾燥豆(ナイチンゲールがくる前はもっと悲惨だった)を病人が食べていたのですが、ナイチンゲールの要請で、イギリス政府の内閣の陸軍大臣パンミュア卿に全権を委任されたシェフが派遣されてきたのです。
その名はアレクシス・ソワイエ。
現在の感覚でいうと、星付きシェフが突然野戦病院のシェフになったのようなものです。
ロンドンのクラブでフランス人料理長として有名だったソワイエが登場することにより、野戦病院の食事は改善され、患者の具合で調理され栄誉状態もよくなり、兵士達の死亡率も減少したそうです。
このアレクシス・ソワイエの事は全くこのマンガを読むまで知りませんでした。
イギリス料理は不味いという先入観で、ろくな料理人はいないと思っていたのですが、フランス料理の歴史でも出てきてない人物ですが、非常に興味を覚えました。
先日、ジョン・ファヴロー監督の映画「シェフ」を観たばかりですが、この人物を主人公にして映画を作っても面白だろうなと、思ったハルコでした。

※写真は『モーニング』(講談社)4/30藤田和日郎『黒博物館ゴーストレディ』より。





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