「サービス定員」とは、通常の運行に支障がない乗客数という意味で、飛行機や高速バス、乗用車では座席数がそのまま定員となるのですが、通勤電車の定員は140人前後となり、数が合いませんね。
何故かというと、鉄道車両の場合は立っている人も座席として数えるから。これを「立席」と言うのだそうです。立席パーティなんて言葉もありますね。
立席とは「何かに掴まっていられる場所」となり、吊り革の下、ドア付近の手すり、クロスシートの場合は、座席の背もたれに付いた取っ手の数が立席にカウントされ、それが定員に反映されています。座席と立席を合わせた数が「サービス定員」なのだそうです。
そして、今朝の地下鉄は通常の電車(資料は山手線)先頭車143人、中間車162人で、
この車両で「乗車率200%」なら先頭車286人、中間車324人となるそうです。
この数字を元にすると今朝ハルコの乗った電車は、大体320人前後の人が乗っているため、冷房が効かず、体温37℃として1車両1万2千℃(?)の熱量をもつサウナ状態ですね。
人間の一人当たりの表面積は1.2平方メートルで、一人当たり1秒間に12.2kcalの消費をしています。
それを踏まえると、ハルコの乗車した駅から乗り換える駅まで約14分間で、約32万7千kcalのエネルギーが消費されているのです。
このエネルギーを電車が吸収して再利用出来ないのかと、混雑200%の電車で考えていたハルコでした。