2012年3月13日火曜日

マメなハルコの豆話


ハルコはよく「まめだね」と言われています。
さて、この場合の“まめ”“忠実(まめ)”のことで、まごころがある、まじめ、誠実、本気といった意味で、「まめに働く」や「まめに暮らす」など本物の豆と同じように非常に地味な感じです。

ハルコの周囲の人に「豆は好き?」と聞いてみると、ほぼ一様に「さほど好きではない」「あまり興味がない」など、あまり評価は高くないのです。まして煮豆などは、本当に家庭では作られなくなった料理の代表ではなでいしょうか。
豆は「豆粒」など、小さなものを表現する時にも使います。そう言う意味ではハルコはまさに「豆男」なのですが、もう少し豆を見直してもらいたいとも思うのです。

豆類は、世界中で農耕が始まった時期には栽培されていました。
その種類は非常に多く、マメ科植物はおよそ650属で、1万8千種(すごいですね)。そのうち、食用として流通しているのは日本でも70種くらいあります。
ササゲ属のあずき、ササゲ。インゲン属のインゲンマメ(金時、うずらまめ)ベニバナインゲン(白花豆)。ソラマメ属の空豆。エンドウ属の豌豆。ダイズ属の大豆。ラッカセイ属の落花生などがあります。
ハルコは、煮豆にインゲン属の金時豆と紫花豆にエンドウ属のうぐいす豆を使いますが、うぐいす豆というのは青エンドウのことです。

は滋養に富み、生豆から乾燥豆まで幅広く料理に使える価値がある食材です。
ハルコの料理の原点も、亡き母の作ってくれた煮豆にあります。その味を再現したいために料理をしている、といっても過言ではありません。
寒い冬に一晩中弱火の練炭火鉢でコトコト煮ていた煮豆の旨さは、今でも覚えています。いつか満足のいく味にしたいと精進していますが、まだまだ道のりは遠いですね。

ハルコ流煮豆です(クリックすると大きくなります)。

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