月の半分は東京にいないので、ブログも休み休みになりそうです。

昨年から岩手の生産者さんの視察をしているのですが、移動中の休憩所として「道の駅」を多く利用させてもらっています。なかなか都会では見ることのない地方独特の食材や、それを加工した商品を見ていると勉強になります。
その中でも、「どんぐり」が昨年から気になっていたのです。
クルミやクリは滋味たっぷりで美味しいのに、それらに比べて「どんぐり」の地位の低いこと、低いこと。
どんぐりは、クヌギ、カシ、ナラ、カシワの果実の総称で、漢字では「団栗」。
道の駅では「どんぐりクッキー」や「どんぐりうどん」などがありましたが、まぁ何と言うか、地味ですね。
一時、縄文時代に縄文人が、どんぐりを加工して食していたとして「縄文クッキー」が話題になりましたが、そんなに旨いものではないですね。
終戦の年の1945年7月30日に、当時の農務省はどんぐりの食糧化方針を決定して、「今年の採取目標を500万石(75万t)以上」としたそうです。
終戦の約2週間前ですが、もう食糧が底をついていたのですが、戦争が終わってもまた、大変な思いをする日本でした。
写真は今から35年以上前に、ナポリの郊外で拾ったどんぐりですが、長い間引き出しの中に眠っていたのです。
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