
今回旅行を思い立った最大の理由は、ベルリンにある世界遺産「博物館島・ムゼウムスィンゼル(Museumsinsel)」を見学することでした。
この博物館島は宿泊したホテルからも徒歩で行ける場所です。ベリリンには、この博物館島の他にも多くの博物館や美術館が多くあり、ヨーロッパではパリ、ロンドン、ウィーン、マドリッドに比肩する都市ですね。
ハルコにとって旅行の二大楽しみは「食と美術」なのです。そう考えると、まだ未見の美術品をあとどの位見ることが可能なのでしょうか。2年前のロシア旅行は、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館を観にいくことが最大の目的だったのです。


左/中州にあるベルリン大聖堂。右/大聖堂の上から。
ベルリンの南北に流れるシュプレー川の中州に、5つの博物館・美術館が集まっている場所が「博物館島」としてユネスコに世界遺産に登録されています。東京だと上野でしょうかね。中州に最初に「旧博物館」(なんだか名称がややこしいのです)が1830年に建てられて、その当時のプロイセン王フリードリッヒ・ヴィルヘルム4世が、この中州一渧を「科学と芸術」に関する地域としたのが発端です。
そして、博物館がさらに建設されていたのですが、第1次世界大戦で帝政が崩壊し、紆余曲折し第3帝国(ナチス)時代に各博物館・美術館を結ぶ回廊が設置されたのです。
第2次世界大戦で、戦火を避けるために収蔵品はドイツ各地に分散され、博物館の一部は空襲で受けました。終戦後、ベルリンが東西に分割されソ連占領地域になって、東ドイツ国立博物館になり、西ドイツにあった蒐集品はシャルロッテンブルグ美術館に収蔵されたのです。
東西統一後に、バラバラに収蔵されていたものを、この博物館島を中心に再編纂されて、現在も施設の工事をが進められています。あと数年で周辺を含めて整備されたら、世界でも有数の美と文化の総合地域になります。現在は、まだ工事現場の中を歩いていく様な状態ですが、奇麗になったら再度訪れたい場所ですね。
それぞれの施設は、まず「旧博物館(Altes Museum)」一番古い博物館でギリシャ・ローマの芸術品が中心に収蔵。
「新博物館(Neues Museum)」は、第2次世界大戦で外壁を残して破壊されましたが、現在は昔の姿に再建されて、エジプト美術と先史時代の遺物を陳列しています。
「旧国立美術館(Alte National Gallerie)」は19世紀の彫刻から絵画を収蔵。
そして、「ベルガモン博物館(Pergamon Museum)」は5館の中でも一番新しく、古代ローマ・古代オリエント美術を中心にして、巨大な“ベルガモンの大祭壇”があるので、時間のない方はここだけも観てください(うむ、何だか旅行のガイドブックのような内容だなぁ)。
ハルコの一番のお気に入りは、中州の突端にある「ボーデ博物館(Bode Museum)」です。
この詳細は、また明日。


ベルガモン博物館外観(左)と博物館内部



ボーデ美術館(右端)

池田匡克・愛美夫妻とオクサマ
●関考弘ピアノ・リサイタルとプロセッコ


11月26日に東京文化会館大ホールに“関考弘ピアノ・リサイタル”を聴きに行きました。えっ、ハルコは喰いものにしか興味がないだろうって!? そんなことはありません。オクサマのお供でよく“文化的な”催しに行くのでござます(よく会場で寝ています。オクサマ談)。
まぁ、そんなに詮索しないでおくれやす。イタリア大使館や政府観光局・貿易振興会の催しもので、「イタリアワインウィーク」の最終日にピアノ・リサイタルも行われたのです。関孝弘さんはイタリア在住で長い間日伊の文化交流に尽力を尽くした功績で“イタリア連帯の星勲章(コッメンダトーレ)”を叙勲されたのです。
イタリア大使の挨拶から始まり、イタリアの作曲家を中心にしたプログラムは大変楽しいひと時でございました。

ご招待してくださったイタリア政府観光局・三浦さん、Grazie!
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