2013年4月9日火曜日

オクサマの小言、ときどき説教。

今に始まった話ではないのですが、オクサマはハルコに日々小言なのです。まるで、落語の小言幸兵衛さんがご先祖様か!と考えてしましいます。


えっ、ハルコ、小言を言われるのは、自分が悪いのだろうって?
皆様のおっしゃる通りでございまして、同じ失敗の繰り返しなのですが。

「くしゃみをする時は、口に手を当てなさい」
「皿を目の前に持ってこないから、食べ物をこぼすのよ」
「ビールを注ぐ時は、最後まで瓶を見ていなさい」
「戸の開け閉めがうるさい」
「食べ方が汚い」
「背中が丸くなっているわよ」
「リュックは両肩にかけなさい」

あぁ、書いているだけで1日かかりそうです。
言っちゃなんですけれど、これでも随分直す所は直したんですが、オクサマの小言のタネは尽きませんね。

思うに、ハルコも歳と共に反応が鈍くなってきているのは事実です。
言葉が出てこない、すぐに物忘れをする……。特に、春は花粉症で頭の中にぼんやり霧がかかっているような季節です。
イチイチ小言に反論していると身が持たないので、聞こえない振りをすると、これが大変! 小言から「説教」に変わるのです。
説教が始まると、これが過去問の世界。
「何時の、何々の、なんとかの、なんとかはこうだった」
「だから、ハルコの何々の何々は、こうでダメなのよ」
「何で、私の言うことが聞けないの」……
小言で細部を詰め、説教で「不始末」の全体的な世界観が、ハルコの目の前に出現するのです。
……心ここに在らざれば、視えども見えず、聴くけども聞こえず、食えどもその味知らず……(四書五経・大学より)

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