2012年4月23日月曜日

旅と食……9 台北編

今回で9回目ですが、アジア編は最後です。
まだ、幾つかの場所が残ってますが、またの機会に書きます。


ハルコ作成の台湾グルメ図解。クリックで拡大します。

色々と東南アジアは廻りましたが、台湾くらい時間がゆったりした国はないですね。
街を歩いていてもボーっとしてしまいます。
看板も中国本土の簡体字に対して、台湾は繁体字なので意味が分かり易いですね。
一時期台湾・台北のガイドブックの仕事をしていた時期もあります。3~4年関係してたでしょうか。その時に台湾グルメ図解を作成しました(写真参照)。

日本もそうですが、島文化は外から流入してきた文化がそのまま残り、固定化される傾向にあります。 これは「パーマネント文化」とも言いますよね。
島国台湾は四方を海に囲まれ、東西南北の食文化が流入してきたのです。元々の台湾の先住民の料理はあまり残っていません。
最大の勢力は、西から流入した福建料理で、現在の台湾料理のベースになっております。次に北の北京・山東料理で、北京料理は宮廷の料理に繋がってます。西の四川、湖南、雲南に東の上海、杭州と勢揃いです。
また、広東料理から飲茶文化が入り、人気の台湾茶とともに小龍包にも特色があります。
そして、日本統治が長かったので、現在も日本料理をルーツとする料理が多く存在します。砂糖や味噌の使用はその当時定着しました。
異種が交わる例としては「台湾しゃぶしゃぶ」があります。素材はなんでもしゃぶしゃぶにするのです。蒙古をルーツとして、北京料理のしゃぶしゃぶ(シュアンヤンロウ)が、日式しゃぶしゃぶと合体したものす。

また、台湾の楽しみは台湾茶ですね。
中国茶と台湾茶はどう違うかという疑問がありますが、元々は150年ほど前に中国から台湾へ種苗が持ち込まれて、栽培が始まったのです。
産地は台湾で、気候風土の影響で主として作られるのは、“烏龍茶”として知れれている高山烏龍茶、凍頂烏龍茶、木柵鉄観音、白毫烏龍茶などが有名ですね。
写真はハルコが茶館で台湾茶を楽しんでいる所です。
また、台湾でのんびりしたいですね。

旅と食。シリーズはこれで一応終了します。

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