いったん喜んだあとで、実はあてがはずれて
がっかりするような、空しい喜びのことを
「ぬか喜び」というのはご存知だと思います。
まぁ、玄米を精製して生じる種子などの
砕けた粉なので、
微細なものという意味で使われていますが、
なんで「ぬか」なんだと思うわけです。
この「ぬか喜び」という言葉は
10世紀前後からあるようで、
その当時はまわりに(目に見える)
あまり適当な微細なものが無かったんですね。
ぬか漬けは江戸時代頃から始まり、
10世紀頃にはまだ、ぬか漬けは無く、
塩、酒粕、もろみ、味噌に
漬け込んでいたののです。
それが、ぬか床で連続して漬け物が出来るようになったのは
画期的な発明ですね。
ぬかで漬けた野菜はビタミンB1で脚気の予防にもなるし、
そんなことがその当時判っていたら「ぬか喜び」なんて言われてないと思うのですが。
さて、わが家でも長年、ぬか床を使った「ぬか漬け」を実践しているのですが、
その肝心の「ぬか床」を何度も、何度もダメにしているのです。
毎日、一度は搔き混ぜないとと思うのですが、
ちょっと出張で留守にしてぬか床の存在を忘れていて気がつくと、
”白カビ””青カビ”が発生する始末です。
今までは、ぬかから真水に塩水と一からぬか床を作っていたのですが、
今回は最初から「熟成ぬか床」を使うことにしました。
忘れなければ良いのですが、「毎日、ぬか喜び」したいものです。
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