2014年2月17日月曜日

災害と非常食


先週金曜日からの大雪で、幾人もの知人も大変な目にあったそうです。
甲府方面はまだ大変な状態が続いていますが、天気予報ではまた今週半ばにも雪になるらしいので心配です。

そんな雪の土曜日に、新宿の割烹中嶋で3月4日発売の『日経トレンディ』4月号の「おいしい非常食」のページに登場する非常食品の試食撮影があり、中嶋貞治さんと一緒に評価しました。内容にご興味ある方はぜひご覧ください。
最近の非常食はずいぶん進化していて、缶詰入りのパンなども人気のようですが、中には25年も保存出来る食品もありました。

東日本大震災も来月の11日で3年目を迎えますが、非常食品を試食しなががらその頃のことを思い出しました。
東京でも食料品は不足していましたが、宅配便が復活して、釜石の実家に食料品を集めて頻繁に送りました。
当時は電気やガスのインフラの復旧がまだ不完全で、暗い中灯油ストーブで簡単な調理をしていたそうです。
毎週、事務所のある青山のスーパーを中心に、缶詰、レトルト食品、保存の効く食品などを買っていましたが、紀伊國屋でも安い缶詰類はすぐに売り切れ、1個5000円もする蟹缶くらいしか残っておりませんでした。
さすがにそんな高価な物は買えないので、何とか集めていたのを思い出します。

理想の非常食は温かで水分が多く、スープ状のものが良いと思いますが、さすがに飽きただの違う物が良いだのとリクエストがありました。
人間はどんな状況でも、食べる・食べたいという強い欲求があれば、生きながらえますが、本当に非常時には、ガスや電気も無い中で食を取るサバイバル術も必要です。
空き缶があればそれを調理器具にして、米があれば粥やご飯を炊くことも出来るのですが、現代人にはなかなか難しいですね。

大雪で避難する人々をニュースで見ながら、311に重ね合わせておりました。

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