2012年3月30日金曜日

名刺


ハルコのブログの名刺を作成中です。

初めての人のお会いする時に、名刺を出しますね。
何だか料理屋さんで「取りあえずビール」と言ってるようなもんで。昔も今もですが、この名刺交換が苦手なのです。

どうも名刺の出し方と頂き方には、マナーやルールがあります。
最大のマナー違反は“名刺を切らすこと”“名刺を忘れること”だそうです。そりゃそうですね。名刺を出さなきゃ、同じ土俵に上がれませんからね。
一緒に打ち合わせに行くメンバーで、名刺を忘れて行く人がいますが、「んもう!」と思いますね。仕事をなめている、と感じます。ハルコは名刺を忘れてしまっても困らないように、必ずお財布の中に数枚入れておきます。
ただ、普段使わないので、いざ出す段で汚れや端が切れていたりして、それはそれでよろしくないですね。

一番苦手なのは、大きな企業の方々とお会いした時に、一度に大人数の名刺交換で相手の顔と名前を覚えきれないことです。よく顔写真付きの名刺もありますが、そんなことを防ぐためにあるのでしょうか。

自分自身の名刺も過去にどのくらい作ってきたのでしょうか。数えた事はありませんが、30回以上は作っているはずです。
移転して住所や電話番号の変更、名刺が切れてしまいそうなので新しいデザインにする、仕事単位で別の名刺が必要になる……。
また、いただいた名刺の整理も気が重いですよね。何回か不必要なものは整理して捨てますが、気が付くと机の上の仮名刺箱が満杯になってしまいます(現在、やりかけの仕事の資料で満杯、早く片付けたい!)。

名刺を出して自己紹介する時がまた面倒です。あまりにやっている仕事が多岐に渡り過ぎて、説明が一言では尽きません。
最近は「みなさまのお手伝いをしています」と言うと、何だかみなさん納得してくださるのですが……本当のところはどうなんでしょうね。

2012年3月29日木曜日

伊勢丹Kitchen Stage

新宿伊勢丹本店地下の食品売場「Kitchen Stage」があるのをご存知の方は多いかと思います。
食品フロアのランドマーク的な場所で、2週間毎に多彩なシェフや料理人のオリジナルレシピを楽しめるイートインコーナーです。

今まではここの運営は伊藤ハムだったのですが、3月28日より貝印のカイハウスの運営に変わりました。
昨年からハルコにもお手伝いせよとの事で、プロジェクトに参加して参りました。
単なるイートインだけの場所ではなく、ここで美味しいと思った料理は家庭でも再現出来る、という基準を設けています。
貝印の商品開発のお手伝いもして参りましたが、これから真に家庭での料理作りや食育、伝統食の文化など伊勢丹と貝印のコラボで発信していきたいと思っております。
現在は、江戸時代の「豆腐百珍」を現代に復活アレンジした楽しいメニューです。

<MINOSUKE>
■3月28日(水)~4月17日(火) 
10時30分~8時(ラストオーダー7時)/座席:15席
選りすぐりの国産大豆100%と伊豆大島産海水にがりを原料にした手づくり製法で知られる<MINOSUKE>
自慢の豆腐を使い、江戸時代の料理書『豆腐百珍』の料理をアレンジした豆腐懐石をご提案します。
お持ち帰りいただけるレシピもご用意しておりますので、ご家庭でも<MINOSUKE>流の豆腐百珍をお楽しみいただけます。




○メインと副菜
(紗金豆腐とミニがんもの治部煮風・味噌漬豆腐赤と白 温野菜 胡麻ドレッシング添え・鰆の唐揚げと只管豆腐の揚げ流し) 
○ごはん ○汁物:摺り流しふわふわ豆腐の味噌汁 ○香の物:近江蕪丸漬け(1人前)2,310円



黒ハルコとタキガワ君がタッグを組んでハルコを働かせます。

2012年3月28日水曜日

ユッケ


韓国時代劇を見ていると、当然食事や酒を飲むシーンが沢山出てきます。
最初の「大長今 チャングムの誓い」で、チャングムが女医官になる前は、宮廷の中の水刺間(スラッカン)で料理を作っていたので興味を持ってハマったのですが、段々韓国(朝鮮)料理自体の歴史や文化への興味が湧いてきたのです。

昨年はユッケが社会問題化しましたね。そういえば、ユッケはもう1年以上食べていません。以前は週一くらいでユッケを(焼肉屋さんで)食べていたのですが。
話は変わって、「膾(なます)という料理がありますね。正月に食べる紅白なますは大根と人参を甘酢で漬けたものですが、酸っぱいので子どもの頃は嫌いでした。
本来の「膾」は、魚介や獣の肉を細かく切ったものです。「肉」“しし”と読み、生肉を切ったものが膾なので“ナマシシ”と読んだのです。このナマシシがなますになりました。

話はユッケに戻ります。ユッケを漢字にすると「肉膾」になるのです。
『韓国料理文化史』のユッケの項目には、「脂肪のない軟らかい牛肉を薄切りにし、水に浸けて血抜きをしたから細く切る。葱とニンニクをみじん切りにして胡椒・すりゴマ・油・蜂蜜を混ぜ合わせ、よくもみこんでから松の実のみじん切りをたくさん加える」とあります(是議全書)。
焼肉屋さんでよく出されていたもの(現在は厳しい規制がありますが)には、ユッケには生卵が付き物ですね。
生卵を食べる日本の習慣が、かつて朝鮮半島や台湾を植民地化していた頃の名残りで残ったのでしょうね。中国大陸では決して生卵や生肉は食べません。

また、ユッケとタルタルステーキと卵の関係も気になりますね。
元々のユッケには卵は入れないので、戦後日本の焼肉屋さんがユッケはタルタルステーキと同じと考え、卵を入れたと推測するのですが、いかがでしょうか。

2012年3月27日火曜日

さらに、深みにハマる韓国時代劇

最初は韓国時代劇の衣装や髪型に目を見張りました。
今では衣装や髪型を見ただけで、どの時代の話か判る様になったので進歩ですね(オクサマからすれば、そんな無駄な努力は違う方へ使って欲しいと思っているようですが)。


まず、韓国の歴史の全体像を計ろうと「世界の教科書シリーズ(明石社)」国定韓国中学校国史教科書『韓国の歴史入門』を買いました。
ご存知の様に朝鮮半島、中国、日本にロシアを加えると、過去に遡って歴史的認識の大きな相違点が多々あります。
教科書は、自国にとって他の国はどうなっているかを知る上では参考になりますが、鵜呑みにする訳にはいかないですよね。
ただ、言えるのは歴史を知らないで、一方的な解釈の元に論ずるのは大いなる間違いだということです。

当然ながら国定教科書では不十分なので、色々な歴史の本を集めました。しかし、地政学的に朝鮮半島と中国の関係は深いので、今度はサイド的に中国の歴史の本も必要になります。 そうすると今度は中国の歴史ドラマも気になってしまい、「三国志」や「孫子」などのドラマまで観ることになり、気がついたら首までズブズブに深みにハマっていたのでした。

それに、韓国時代劇といっても時代時代で違うので、相互関係の歴史を知る必要もあります。王朝で区分けしても、〈高句麗(高氏)〉〈百済(扶余氏)〉〈新羅(朴氏・黄氏・金氏)〉〈南伽倻(金官伽倻)〉〈大伽倻(高雲伽倻)〉〈勃海(大氏)〉〈高麗(王氏)〉〈朝鮮(李氏)〉と、こんなにあるのです。
日本の歴史なら大和朝廷以降、権力構造は変っていてもそれぞれ単一(戦国時代でも)のストーリで理解出来ますが、〈李氏朝鮮〉以前はそれぞれの国でドラマがあるのです。
まだまだ、続くのだ!

2012年3月26日月曜日

韓国時代劇の愉悦


なぜ韓国時代劇にハマってしまったのでしょうか。何を観ていたかを並べてみると、「イ・サン」「快刀ホン・ギルドン」「太王四神記」「大王世宗」「王の女」「王と私」「宮廷女官チャングムの誓い」「グッキ(※)」「商道サンド」「ソウル1945(※)」「薯童謡ソドンヨ」「第5共和国(※)」「チェオクの剣」「チャン・ヒビン」「朱蒙チュモン」「テ・ジョヨン」「海神ヘシン」「ホジュン」「ホンギルトン」「女人天下」「王と妃」「龍の涙」「鉄の王、キム・スロ」「善徳女王」「ヨンゲソム」「太祖王建ワンゴン」「飛天舞」「ファン・ジニ」「美賊イルジメ伝」「イルジメ一枝梅」「名家ミョンガ」「英雄時代(※)」巨商キム・マンドク」「風の絵師」「チャン・ヤギョン」「斉衆院」「トンイ」「チャミョンゴ」「成均館スキャンダル」「千秋太后」……。

うむ、50本近くも観ていたのか!
(※)印は韓国の戦後のドラマですが、ある意味もう時代劇の延長でも良いかと入れてみました。
そして、現在観ているのが「王女の男」「広開土大王クァンケテワン」この2本は、ケーブルテレビで「衛星劇場」「KBSWORLD」で鑑賞しております。
この辺になると韓国で放映されている日にちと半年くらい遅れ(まだ本国で終わっていない場合も)で観られるのです。それも、週2本立てです。
これらをトータルすると、先週はだいたい16時間も観ているのです(これにさらに中国時代劇も観ています。困ったもんだ。三国志も最終回観たし)。

韓国時代劇の特長のひとつは、とても話が長~いのです。
ちなみに李王朝三大悪女のひとり、チョン・ナンジョが主人公の「女人天下」は全150話もあります。ほぼ1時間(韓国ドラマは微妙に長さが違う)で150時間。24時間寝ないで観ても1週間近くかかります。

知らない方(ご興味の無い方も)のために書くと、李王朝三大悪女(妖婦)の一人、文定王后(ムンジョンワンフ)に仕えていた「チョン・ナンジョ」の物語です。
ついでに言うと、三大悪女は、このチョン・ナンジョに、キーセンから燕山君(ヨンサングン)の側室に成り上がった「チャン・ノスク」と、悪女中の悪女で粛宗(スクション)の寵愛を受けた「チャン・ヒビン」です。

なぜハマったかというと、ハルコは元々歴史好きなのですが、日本の時代劇物は(歴史ものでも)ほぼ背景が判ってしまうので、観ていて「ドキドキ」「ハラハラ」感が少ない。
それに対して、韓国時代劇は元々の歴史を知らな過ぎる。人間、知っていることと知らないことでは、興味の動悸付けとしては後者の方が強くなりますね。
しかし、知らない事やドラマの約束事(アレゴリー)が判らないと、ドラマが半分くらいしか理解出来ない。そこで、もつとドラマをより良く観るために、韓国の歴史の勉強を始めるのです。

次回に続く。

2012年3月23日金曜日

韓国時代劇がチョッタ(好き)!


ブログに書いて良いものかどうか悩んだテーマです。
別に秘密にしていたわけでもないですし、普段からハルコの韓国時代劇好きは知れ渡っております。毎日、録画撮りしたものを早朝に早送りで観ております。なんせ録画している本数が多く、ノーマルだと見切れないのです。
ハルコこれを「朝韓(アサカン)と呼んでおります。
早送りしても字幕が出るので大丈夫ですが、吹き替えだと無理なのでノーマルで観ます。日本語を早送りすると、韓国語に聞こえてくるのですが、それは同じ文法で膠着語なのだからでしょうかね。

この韓国時代劇にハマったのは、お馴染み「宮廷女官チャングムの誓い」からなのですが、テレビを観てからではなく、仕事で「宮廷女官チャングム」のドラマのシナリオブックの制作に関わってからなのです。
完全版シナリオには、全てのセリフから細かい風俗の解説まで入っているのです。
シナリオを読んで本編を観る、これが病みつきなるきっかけでした。

この仕事はキネマ旬報社ですが、その後幾つかの韓国テレビドラマの本を制作する機会があり、段々のめり込んでいきました。
これについては来週に続く。

2012年3月22日木曜日

「みをつくし料理帖」と料理番付


待望の高田郁さん『みをつくし料理帖』文庫新刊「夏天の虹」が出ました。以前にもブログに書いたので、2度目の登場ですね。

第1作の『八朔の雪』から『花散らしの雨』『想い雲』『今朝の春』『小夜しぐれ』『心星ひとつ』で今回で7冊目。年2回の発行が著者が次回は1回休みと。えっ、今年はこの1冊しか読めないの!? 殺生ですね。
「つる家」の料理人、が人間しても料理人としても成長していく過程を読んでいると、江戸で生活している登場人物たちがまるで、親戚のように感じられるのです。
まだ未読の方は、ぜひご一読を。

小説の展開でも江戸時代の料理番付が出てきます。
『みをつくし料理帖』の舞台は文化12年(1816年)。お馴染み九段坂は俎橋。
師走には江戸の「料理番付」が発表になるのです。
大関位は「日本橋登龍楼」で、主人公の凛の「つる家」は関脇位でしたが、この年の関脇位には凛が料理人として誘われた「吉原江戸町登龍楼」が。そして、「つる家」は番付外に!
この後どうなるかは、ぜひ本を買って読んでください。

さてこの料理番付が始まったのは、明和6年(1769年)に「通」という言葉が使われ始めて以降です。
いわゆる「通人」たちが自分の目や舌で料理店のランキングを付けるのですが、凛の時代の明和年間に盛んになります。
その後、安永・天明と料理番付は栄え、田沼意次の失脚で下火になり、文化・文政年間(1804~1829)が次の料理バブルになるのです。写真は幕末の文久元年版の番付です。現在でも食べログなどのランキングからミシュランの星まで、ランキングだらけですね。

以前、ブルゴーニュのソーリューにある「ラ・コート・ドール」に行きました。
食事をしていると、ドアの脇からオーナシェフのベルナール・ロワゾー氏がこちらのテーブルを見ているのです。
顔は厳ついのですが、相当神経質で繊細な心の持ち主なのだと感じました。
2003年の2月24日に自殺をしてしまうのですが、レストラン評価の「ゴー・ミヨ」から20点満点の19から17への降格が原因といわれています。
その死をニュースで知りびっくりしました。ミシュランでは三つ星のままだったのに。
料理番付に翻弄されないで、客に愛される料理を作ることこそ本道だと思うのですが、それにしても早く次の巻が読みたい!